やっぱスーパーヒーローは最高だぜ!『ジャスティス・リーグ』

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ザック・スナイダーが途中で降板した映画を観ました。

かっこいいビジュアルに全振りした実写化作品ばかり作って殴られたザック・スナイダーが降板したりベン・アフレックがセクハラしたり 「ワンダーウーマン」がかなり微妙だったりしたので期待値が下がっていたDC映画でしたが、これはマーーーーーーーージで面白かったです。

自分の中でのDC映画ランキング3位ですね……(1位はバットマンリターンズで2位はレゴバットマン

「マン・オブ・スティール」から信じてついてきた人への最高のプレゼントですよこれは。

ワンダーウーマン」と「スーサイドスクワッド」は予習しておかなくていいと思いますが、「バットマンvsスーパーマン」は絶対観てから来てほしい。(できればエクステンデッド版)BVSとこれで前後編みたいな感じなので。

話としては異次元から悪者が来たので地球のスーパーヒーローみんなで迎え撃とうというアベンジャーズみたいなものなんですが、いつもしかめっ面してる印象のDCヒーローが笑ったり泣いたりギャグ言ったりするのを見て「あ~~~これなんだよな~~~~」と思いました。

こういうアメコミ映画はヒーローのオリジンがかったるくなる(原作読めば知ってるから)という問題があるものの、今回はいきなり3人のヒーローを出さなければならない。で、各々のオリジンがざくっと冒頭で説明されてしまうのがかったるさを軽減していて良かった。

これまでのDC映画だとスーパーヒーローは人を越えた神のような神秘的な定義がなされていたと思うのですが、本作ではワンダーウーマンがいないとどうしようもない人間の集まりみたいになっていました。

このへんの舵取りはザックの後継のジョス・ウェドンっぽくて、アベンジャーズみたいなすっとぼけたギャグシーンが要所要所に入っています。

話の構造もそうだけど、音楽もダニー・エルフマンなのでめちゃくちゃアベンジャーズ臭い。

ザック色が薄くなっているのは確かで、「あっここジョスが撮ったな」とはっきり分かる色味のギャップが存在している。

それでもBVSでもあった「スーパーヒーローへの賛歌」というテーマは貫き通されていて、終始「闇を照らす希望の光」としてのスーパーヒーローの描かれ方がなされている。

BVSがスーパーヒーロー性の剥奪と死を描いたとするなら、JLはスーパーヒーロー性の復活を描いていてやはりこういうところが前後編たるポイント。

あと、世界観の広がりを表現する描写も最高でした。セリフでペンギンやゴリラグロッドやダークサイドが存在していることが示唆されたり、過去の回想にグリーンランタンがいたり……。「ウィンターソルジャー」でドクター・ストレンジの名前が出てきたような、あんな興奮がある。

「そういう無茶なキャラ出しする!?」という風呂敷の広げ方は窮屈になってきている最近のMCUより優れているといえます。

そしてラストの●●●●●ー●登場と●●●●●●●●●ー●結成フラグ!

噂はあったとはいえ、ここでマジで出てくるとは思わなかったからびっくりさせられた!

 

難点としてはヴィランがショボい。

背後にダークサイドが控えていることを考えると本当に尖兵でしかないんですよね。

ただダークサイドもサノスとキャラ被りしてるので、やっぱり盛り上がるヴィランと言ったらジョーカーとマンハッタンを出すしか。

あとやっぱりスーパーマンとロイスのシーンは見ててムカムカするというか、地球の危機になんでこいつらいちゃついてるんだよ……。

相変わらず便利装置なロイスの扱いには男根を感じる。(切り札のシーンは笑ったけど)

 

よくも悪くも万人受けしやすい映画なので万人に観てもらいたいのですが、やっぱり万人受けしなさすぎるBVSもセットでみてくれとしか言えないのがつらい。

ネットフリックスでスーサイドスクワッドまで観られるので観てくれ。

そして劇場へ行ってくれ。