溝端淳平のアクションと山田裕貴の演技と女優のおっぱいに酔いしれよ!「破裏拳ポリマー」

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キレキレのアクションと女体に全てを費やす坂本浩一監督の最新作。

 

 ミニシアター系ということで観られるかどうか心配でしたが、幸運にも近くの映画館でやっていたので観られました。

 

古いコメディヒーローである原作を再現した代物ではないことはポスターの時点で明らかで、下町風情の後にニンジャスレイヤーみたいな街並みやリトルアジア地区が映るバイブスの高い映像がいきなり出てくる。

コメディ色の強かった原作とは打って変わって、平成2期ライダーやアイアンマン程度にシリアスなヒーローものになっています。

悪人に奪われたポリマースーツを取り戻すために変身の適合者である私立探偵と警察が戦うというストーリーはどう見てもタツノコヒーローというより……アイアンマンですね!

低予算小規模上映なのが功を奏したか、かなり展開はスピーディ。

とにかくすぐ人が流血して死ぬ。思わせぶりに出てきたライバルっぽいのまでもが瞬殺されたのは笑った。

上映時間の7割くらい暴力しかない感じもバイブスが高かったです。

しかし、原作完全無視カレー状態ではなく、逆に「古いヒーローもの」であることを活かした展開が挟み込まれていたのが熱かった。

「何故決め台詞を言うのか」「何故大仰な名前なのか」「何故変身するのか」にきちんとした理由付けがされていて、古いヒーローを現代に上手く溶け込ませるアレンジが上手かった。

こう、「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」であの古くてケバケバしいコスチュームを着るシーンにも似た興奮がありました。

 

主演の溝端淳平は、すり切れた大人のヒーロー感が出ててよかったと思うと同時に、もうそんな歳なんだ……と実感させられてしまった。

それでも、アクション未経験だというなのに戦闘が凄く見える熱演ぶりもグッド。(よく見るとカメラワークとかでうまい具合に誤魔化しているけど)

激しい賛否を呼んだ相棒のシャーロックの設定改変ですが、日本で一番かませ役が上手い山田裕貴の惨めな演技が、とても良い味を出していました。

どう考えても坂本監督は惨めな演技が上手いから山田裕貴をこの役にしただろ!

路上プロレスでもおなじみのボスキャラの原幹恵は、監督の趣味の敵全開だった。

いちいち胸のアップが映るのが笑う。ただ、通常時の眼鏡が最っっ高なのに、戦闘時には眼鏡を外してしまってしかも化粧がケバいのはどうかと。

 

あと、坂本監督はハイロー見たよね?

リトルアジア地区や無名街が出てきたり、あとボスキャラ戦がまるっきりザムの琥珀さん戦の影響を受けてるじゃん!

 

アクションに関しては本当にキレキレなので、坂本監督に絶対ハイローを撮ってほしいという気持ちが強まった。

ミニシアターながら、仮面ライダーWとハイローとアイアンマンを混ぜて坂本浩一の趣味を振りかけた、日本のボンクラ映画の意気込みを見せてくれた意欲作。

マイナー映画だが一見の価値はあります。